アンダーカバー / Undercover
第四章 喪失
66 霊


 それぞれが朝の日課を終え、本部に出勤しようと聖女宮殿の駐船場で待機するリムジン飛行船に乗り込むとき、ふと風に運ばれてきた花びらがシリウスの肩に留まった。
 それは不思議と目を惹く花びらだった。透き通る乳白色に貝殻の内側のような虹色が映り、桜に似た小さな切れ込みがひとつある。
 摘まんで目の前にかざすと、向こうの景色が透けて見えた。光に透ける淡い白が景色を浄化しているようで、花びらを通して見た世界は麗しく嫋やかで、世界に内包されているような錯覚に一気に引きずり込まれた。
 一瞬、見えるはずのない何かが見えたような気がして、身体を置き去りに心が幻を追いかけようとする。

「サヤ、あまり魅せられるな」
 シリウスの鋭い声に我に返る。飛行船のタラップに足を乗せたままぼんやりしていたらしい。
「これ、なんの花びら?」
 花びらを指先から放つと、ひらひらと風の思うままに運ばれていく。瞬きひとつであっという間に景色と同化して見失ってしまった。
 見えなくなった花びらに心を残しながら、飛行船に乗り込む。
 あの花びらが幾重にも連なり咲き誇る景色を見てみたい。そんな衝動に駆られた。
「霊樹に咲く花だ」
 霊樹。また新しい「霊」の付く言葉だ。
 おそらく「霊」という字が当てられているけれど、魂とか精神とかそういう意味を含んでいるのだと思う。幽霊的なものではないはずだ。
「遺体に植える木に咲く花、霊花の花びらだ」
 ……幽霊的なものかもしれない。はてさて、遺体に植える木、とは一体……。わけもなくぶるっと震えた。

 シリウスの説明によると、ここでの埋葬方法は土葬、しかも棺に入れての土葬ではなくそのまんまの土葬で、その口に霊樹といわれる木の枝を挿し木となるよう咥えさせてから埋めるらしい。
「なにそれ」
 故人に対する冒涜だ。
 けれど、シリウスにとっては棺に入れたり、ましてや火葬する方が冒涜に思えるらしく、決定的な違いを感じた。

 これまでも違いを感じたことはあった。それでも、ここまで理解しがたい違いを感じたことはなかったはずだ。埋葬に関してはまさしく世界が違いすぎて相容れない。

 遺体に挿した枝は必ず根付き、七年目で花を咲かせるらしい。それが自然に還った証になる。
 私が公園だと思っていたあちこちにある小さな森は、実は墓地だと知って狼狽えた。
「みんな普通に散歩してるよね」
「公園だからな」
 シリウスには私が狼狽えている意味がわからないらしい。
 頭に墓地を思い浮かべたら、シリウスの眉間に途轍もなく深い皺が刻まれた。

──遺体を焼いた挙げ句、その上に石を重ねるのか!

 口にするのも憚られると言わんばかりの声が頭に響いた。声だけじゃなく、驚愕以上に嫌悪が滲んだ表情を見て、黙り込んでしまった。
 墓石はなにも遺体の上に直接重ねられているわけではないはずだ。
「私のいた世界では太古から墓標や棺があったんだよ。ミイラにしたりとか」
 絶望的だと言わんばかりのシリウスの目を見れば、ミイラなんてあってはならないことなのだろう。

──大地に還さないなんて……。

 呆然とした呟きに、罪悪感のようなものを覚えてしまう。確かにミイラはちょっとどうかと思う。

 もしかしたら、幽霊なんて考えはそういうところからくるのだろうか。
 シリウスに訊いたら、幽霊なんて存在を想像したことすらないらしい。そんな風に考えること自体、故人に対する冒涜だとか。
「死は等しく平等で、生前は善人だろうが悪人だろうが、死後はただ霊樹によって大地に還るだけだ」
 死後の世界に救いを求めたりはしないのか。
「もしかして、霊獣や精霊が実在しているから、死後に救いを求めたりはしないの?」
「なぜ死んでから救われようとするんだ? 生きているうちに救われなければ意味はないだろう?」
 心底不思議そうに言われた。ごもっともすぎてぐうの音も出ない。
 この世界の人たちは、生まれながらに罪を背負ってはいないし、来世や死後に望みを託したりはしない。ただひたすら今を生きる。

「霊樹と精霊って関係あるの? 精霊の巣になってるとか」
「それはないな。霊樹は大地の力を花に変えると云われている。実を付けないから挿し木にするしかないうえ、遺体に挿さないと枯れてしまうんだ」
 それは大地の力というよりは遺体から養分を吸い取っているだけなんじゃ……。
 シリウスの咎めるような顔を見る限り、こういう考えも冒涜らしい。
 霊樹に霊花、そこで霊果を思い浮かべてはいけない気がするのは気のせいか。

 飛行船が本部の屋上に到着する。そこから執務室に移動する。宮殿に住むポルクス隊員も一緒に出社するので、それなりの人数になる。
 ノワとブルグレは晴れの日に限り、飛行船には乗らず空を駆けてくる。二人とも翼を動かすだけじゃなく足も動かし、文字通り宙を駆けるのだ。ブルグレの必死感が毎朝楽しい。回し車を駆けるハムスターみたいだ。

 執務室の窓を開けると、ノワとブルグレが飛び込んでくる。
 ノワは宙返りして速度を緩和し優雅に着地するのに、ブルグレはいつも壁に激突する。あまりに激突するものだから壁が心配で、毎度ぶち当たる場所にクッションを吊してもらった。今日もぼすんとクッションに埋もれ、よろめきながらシリウスの肩に着地した。
 ちなみに肉体を持たないブルグレが怪我をすることはない。むしろ衝撃を受ける壁が崩壊する。ただし、痛みはあるらしい。筋肉痛や疲労なども感じる。

「ねえノワ、ノワの住処の霊果がなるあの盆栽の木って、花、咲く?」
 好奇心に負けて恐る恐る訊いたら、長椅子に寝そべるノワがものすごく邪悪に笑った。
 顔が引きつる。虫酸が走る。
 私の思考を読んだのか、シリウスの顔が引きつっている。

 霊果のなる木に花は咲かない。それなのに実はなる。
 霊樹には霊花が咲く。それなのに実はならない。

「ひと粒に魂千個分?」
「サプリメントじゃないんだから、そういう具体的な想像はしないでちょうだい」
 そりゃあ、命力が詰まっているわけだ。そこから生まれる精霊たちは魂の残滓なのか、それとも魂そのものなのか。
 ノワの邪悪な笑みが深まる。黒猫サイズなのに背後に牙を剥いている巨大ノワが見えた。
「そういうことは考えすぎないようにね」
 頭の中で何度も「わかった」と言いながら頷く。知らない方が幸せなことって絶対にある。好奇心は猫を殺す。たぶん聖女も()られる。
 シリウスを見れば、間違いなく同じことを考えている顔をしていた。ごくりと唾を飲み込む。シリウスが黙って頷いた。
「はいはい、気にしすぎない。在るものは在るがまま受け入れればいいだけよ」
 こわー。ノワのこの軽さが余計に怖い。
 そもそも、霊果の真実を知る人はこれまでにもいたのだろうか。
「いないだろうな」
「でもさ、過去に霊樹、霊花、霊果って名付けた人がいたわけでしょ? たまたまってことはないよね」
「たまたまよ。理解できない不思議なものを総じて霊って表しているだけだから」
「え、だったら聖女も本当は霊女なの?」
「そうね、あなたが勝手に聖女に変換しているだけよ。神殿だって直訳は大霊堂だし。まあ、霊というよりは魂って方が合っているような気もするけど」
 霊女も大霊堂も嫌すぎる。完全にオバケとオバケ屋敷だ。今後も聖女と神殿でお願いしたい。

「そういえばさ、魅せられるなって言ってたけど、どういう意味?」
 ふと思い出して、机に着いたばかりのシリウスに尋ねる。書類を見始める前でよかった。
「そのままの意味だ。霊花は人を魅了する。時々戻って来られなくなると聞く」
 神隠し的なことだろうか。
「精神的なことだ。記憶を失ったり、呆然としたままになったりすると云われている」
「迷信ね」
 ノワの一刀両断にシリウスが少し情けない顔になった。
「都合の悪いことや理解できないことを、同じく理解できないものに結びつけてやり過ごそうとするのが人間よね」
 ノワの容赦ないセリフに、シリウスが諦めたような納得したような複雑なため息を吐いて、手元の書類を見始めた。
 シリウスの言うこともあながち間違ってはいない気がする。あの花びら越しに見た風景の美しさに魅了されてしまう人もいるだろう。あの時シリウスに声をかけられなければ、きっとあのまま時を忘れて魅入っていたに違いない。
「ノワって人間嫌い?」
「別に。好きでも嫌いでもないわ。今日もわらわら蠢いているなーって思うだけ」
 ノワにとって人は虫けら同然なのかもしれない。
「あなたたち二人のことは好きよ」
 ノワがデレた。なぜかシリウスがはにかんでいる。なにこれ。もやっとジェラシー。ふわっと飛んできたブルグレが肩に留まり、小さな手で首筋がぺちぺち叩かれた。



 メキナとボウェスのちょうど中間あたりの国での披露宴の最中、地震が起こった。
 ここでは滅多に地震が起きないようで、周りがものすごく動揺している。会場中の緊迫した空気に「とりあえずみなさん落ち着きましょう」と力を込めて声を上げる。

「サヤ、暢気に座っているな!」
 シリウスを始めとするポルクス隊が緊迫した雰囲気で私の周りを固めている。
「でもこれ、震度一か二くらいだよね」
 このくらいならむしろ慌てない方がいいだろう。慌てたように私の上に覆い被さってきたシリウスを抱きしめ返す。ここぞとばかりにがしっとハグする。思考がセクハラオヤジだ。
 私のセクハラ思考を読み取ったのか、シリウスの少し呆れた目がイタい。

「ノワ、震源わかる?」
「んー……外海ね。内海から内陸のエネルギーはあそこに吸い取られるから」
 またもや新情報だ。ノワの住処もただそこに在るわけじゃないのか。
 地震がおさまった。ざっと見た感じ被害はない。

「ああそうだ。あと数日でファルボナの南にある山が噴火するわよ」
 しれっと言い切ったノワの声にシリウスがぎょっとしたように私を離した。
「あ、ってことはこれ、その火山が震源なの?」
「これは違うわ。たまたま時期が重なっただけよ」
「サヤはなぜそんなに詳しいんだ?」
「地震大国に住んでいたから?」
 私の思考から地震の簡単なメカニズムを読み取ったシリウスがしきりに感心している。
「すごいな。こんなことまでわかっているのか」
「これって技術的知識じゃないからいいのかな?」
 ノワを見ればどうでもよさそうだ。技術的な知識じゃない限りはいいのかもしれない。知ったところで証明するだけの技術もないから、単なる一説にしかならないだろう。

 シリウスが休暇中のネラさんの代わりに私の護衛に入っているデネボラさんに頭の中で何かを告げている。最近その感覚がわかるようになってきた。きっとあの軽く死にかけたか死んだであろう禊ぎのたまものだ。

「あんたバカなの? 力が使われているからわかるだけでしょうが」
「ノワさん、そんな言い方では部下はついてきませんよ」
「何度命力が繋がったって言ったら理解するわけ?」
「目に見えないものってわかりにくんだよ。元々身近にあったものじゃないんだし。勘みたいなものをどうやって理解しろと?」
 ふん、とバカにしたように鼻を鳴らされた。ノワがスパルタで泣ける。
「サヤ、王が、聖女が落ち着いていたから落ち着いていられた、と感謝している。聖女が声をかけてくれたことを誰もが喜んでいる」
 シリウスが優しくて泣ける。ノワが「また甘やかして」と鬼姑みたいに呟いた。
「あれ? ブルグレは?」
「シリウスのポケットの中。精霊って地震嫌いなのよ」
 シリウスのポケットの中を覗いたら、ブルグレがしっぽを抱えて小さく丸まっていた。
「もう平気だよ」
 ポケットの中から救い出してやれば、ぎゅっと目を瞑ったブルグレは少し震えていた。

 ほかの羽リスたちも見当たらない。まさかと思ってデネボラさんのポケットの中を見せてもったら、羽リスが一体ブルグレと同じ姿で丸まっていた。それを見たデネボラさんの目が輝いている。デネボラさんがそっと右のポケットに手を入れ、壊れ物を扱うような手つきで優しく羽リスをポケットから救い出した。そのデネボラさんの様子を見ていたほかのポルクス隊員たちも、自分のポケットを確認している。
「なんかみんな嬉しそうじゃない?」
「嬉しいらしい。さっきから一斉に頭の中に話しかけられている」
 周囲を警戒しながらも、手にした羽リスたちに厳つい男たちの目元が緩んでいる。今回同行しているレグルス副長には二体も避難したようで、両手に羽リスで見るからにご機嫌だ。

 手袋を外した左手でブルグレにちょいと触れると、ブルグレが復活した。デネボラさんの羽リスにも左手で触れる。ルウさんがものすごく残念そうだ。こういうときでも羽リスたちは力のあるものを頼るらしい。
 ちなみにルウさんとネラさんには精霊の姿が見えるよう加護を与えている。
「ポルクス隊は精霊と共にあることが多いからじゃないか? いざというときに頼るのは見知らぬ者より見知った者だろう? ルウはまだ入隊したばかりだからな」
 それも一理ありそうだ。
 シリウスが指示したのか、レグルス副長を皮切りに、交代で羽リスたちを手にしたポルクス隊員が私のもとにやってくる。次々羽リスたちに左手で触れ、復活させていく。

 その様子を披露宴にいた人たちが興味深そうに眺めていた。精霊に触れることができるポルクス隊員たちを羨望しているようで、何人かが自分のポケットにも精霊がいないかを確かめていた。



 そのままファルボナに飛んだ。
 途中ファルボナとは海を挟んだ隣国でもあるボウェスに立ち寄り、噴火が起きることを伝えておく。
 ノワも正確な日時まではわからないらしい。ただ、間違いなく大規模噴火になる。小規模であればノワの住処がそのエネルギーを吸収するはずで、吸収しきれないと地震や噴火になるらしい。
 火山灰の備えを早急に整えるよう助言する。追って連合軍がボウェス入りすることも伝え、戸惑いながらも動じることのないボウェス王の許にレグルス副長と数名のポルクス隊員を残し、ボウェスの海軍基地にも立ち寄った後、急いでファルボナに向かった。

 休暇中のネラさんにシリウスが力を使って状況説明し、族長と一緒にダファ族のオアシスに呼び出す。私たちもダファのオアシスに向かう。

 到着したとき、すでにネラさんとゾルの族長が待ち構えていた。予めダファの族長へも話が通してあったのか、スムーズに会話が進んでいる。

 夜明け前には連合軍が続々とファルボナ入りし、ノワが予測する被害範囲から大型飛行船を使ってファルボナの人たちを避難させる。ちょうど雨期が終わり、さあこれからというときの自然災害にファルボナの人たちは肩を落としている。

 事前避難によって火砕流や噴石を避けられたとしても、問題は火山灰だ。なけなしの噴火の知識を脳内から浚う。

「それは私がなんとかするわ。全部は無理だろうけど。もしかしたら失敗するかもしれないけど」
 いつもとは違って自信のなさそうなノワに抱きつこうとして威嚇された。こんな時くらい抱きしめさせてよ。

 一番近いオアシスの上に、耐熱のタープみたいなものがいくつも繋がれ、火山灰から水面を守るよう覆われていく。完全には無理だろうけれど、やらないよりはマシだ。
 それを加護する。オアシス全部を加護範囲に含められるほど、力のコントロールができていない。せめてと、隙間から灰が入らないよう水面を覆う布を加護した。

 そのオアシスの傍に生える一本の木に、赤ちゃん精霊が宿っていた。羽リスたちがそこに集中し、なんとか保護できないかとわらわらしていた。
「前にコルアの庭でも見付けたことがあるんだけど、ああいう精霊って力を与えて一気に一人前にすることってできないの?」
「できなくはないけど、いきなり大きな力を加えると歪むわよ」
 ノワの言うことはもっともだった。人だろうが物だろうが、その通りだった。
「そうねぇ」
 ノワが小さく呟いたまま考え込んだ。飛んできたブルグレとなにやら密談している。
 オアシスの周りに立つ建物は閉ざされ、窓や扉の隙間にテープが貼られていく。軍人たちは動きに無駄がない。黙々と建物の隙間を塞いでいく。

「ネラはいる?」
「ネラさん? 一緒に来てるはず。ちょっと待って」
 あたりを見渡して、ネラさんを見付けた。ノワと一緒にネラさんのもとに駆け寄る。近くにいたシリウスも駆け寄ってきた。
「どうした?」
「ネカに精霊を宿そうと思うの」
 シリウスからノワの言葉を伝えられたネラさんの目が大きく見開いた。

「本来精霊が人に宿ることはないのよ。でもたぶん、ネカならいけるような気がする。あの子、霊力持ちにしては純粋すぎるから、精霊をつけた方がいい気がするのよね」
 ネカくんは霊力持ちだ。確かにノワの言う通り、ネカくんはものすごく純粋だ。まだ幼いのに、自分のことより周りを優先するようなすごくいい子だ。

 ネラさんは想像もつかないのか、途方に暮れたような顔でシリウスに何かを告げている。
「ネカは大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。ネカとともに成長し、ネカとともに世の中を学び、きっとネカを守護してくれるはずよ。ブルグレと一緒よ。あの子もサヤについているんだから」
 シリウスがブルグレと同じだと説明すると、ネラさんの表情が一気に明るくなる。
「ブルグレにネカを呼びに行かせたから」
 いつの間に。さてはネラさんの了解を取る前だな。
 つんと黒猫がそっぽを向いた。ノワにしてみれば親の了承を取ろうと考えたことの方がすごいのかもしれない。本来なら霊獣はそんなことまで考える必要はないはずだ。そっぽを向いた黒猫の背中がさり気にドヤっている。忍び笑いにノワの猫パンチが炸裂した。痛いし。
「あ、ねえ、ブルグレに呼びに行かせてネカくんわかるの?」
「わかるわよ。霊力持ちには精霊の意思が伝わるもの。だからシリウスもあれの思惑通りあなたに会えたんでしょ」
「シリウスが思考を読めるからじゃないんだ?」
「違うわよ。人の思考と精霊の思考が同じわけないでしょ。霊力持ちじゃなきゃ伝わらないわよ」
 シリウスも驚いた顔をしていた。もしかして最初にノワの意思が伝わったのも、シリウスが霊力持ちだからか。
「シリウスも知らなかった?」
「知らなかった。思考が読めるせいだと思っていた。おそらく神殿もその事実は知らないはずだ」
 ここ最近新事実が多すぎて、私の残念な脳みそはそろそろキャパオーバーしそうだ。