Ｒ18小説

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大地の記憶
ゴシックファンタジー　R18　完結　全42話

　私はこの世界の生きものじゃない。
　どこからどう見てもこの世界の人間という生きものと姿も形も同じだというのに、この世界の人間ではないという馬鹿馬鹿しい事実は、物心がつく頃には当たり前のように刷り込まれていた。
　そして、半身に出会うと元の世界に戻される。知りもしないこことは違う別の世界に──。
※残酷描写あり
※『閒宵人の涙』と『青の深淵』が絡みます



青の深淵
ゴシックファンタジー　R18　完結　全36話

　その噂は、馬鹿馬鹿しいほど嘘くさかった。
　高校生にもなってかわいいと評判の、それなりに人気のある男子生徒が、一週間後に別の世界へと旅立つらしい。その仲間探しが暗礁に乗り上げ、頭を抱える彼に思い切って声をかけた。「私でよければ一緒に行くけど」と。
　二人ぼっちの異世界トリップ。
　そこで私は、それまで知らなかったたくさんのことを知ることになる。



閒宵人の涙
ゴシックファンタジー　R18　完結　全34話

　昼と夜の狭間、禍時に迷い込んでくるものを、そこでは閒宵人と呼ぶ。その血肉はそこに棲むものたちの食料──。
　そんな荒廃した場所に迷い込んでしまった美羽は、そこで逞しくもしなやかな体躯をもつ二人の男に出逢う。
※残酷描写あり



性質の差異
現代　R18　完結　全3話

　目の前で為された恋人と友人の行為。
　彼らとの根本的な考え方の違いを理解しつつも、その違いを受け入れられない。それが分かった瞬間、体だけがそれを強く拒み、恋人との別れを決意する。



テディ＝ベア
ファンタジー　R18　完結　全26話

　見たこともない森の中で呆然としたのは、パニックになってとか、訳が分からなくてとか、そういうことじゃない。今度はトリップかと、呆れたからだ。
　聖地の奥で見付けた小娘は、今まで見たどんな女とも違っていた。惜しむらくはその運命が見えぬこと。……なんだ、惜しいのか俺。ならば手に入れるまで。
　前世四十路手前の昭和女の記憶を持つ小娘が、聖職者と名乗るクマさんの罠にまんまと落ちるまで。